トライバルデザイナーGAIのブログ

トライバルデザイナーGAIのイラストブログ。

トライバルデザイナーGAIのブログ

仕事の仕方について、デザインについて。

6/30(火) 仕事のやりとりで少し本音をぶちまけた。 デザインの仕事で、まあ少し技術があれば誰でもできるような仕事。 時間はかかるけども。

普段こちらが仕事をもらっているけども、今回は仕事を頼んでみたのが発端。 いわゆるトレース作業ってやつ。 自分で描いたライブペイントのトライバルを写真ベースでデータ化してほしいと頼んだ。 自分でやってもできるのだけど、軽く4時間近くかかるので外注した。

頼んだらすぐにやれるよといって、代価の話もして、お互いに納得した。

ここまではよかった。



着々とこちらは代価の依頼をこなし、返事を待って、完成したとデータが送られてきた。

ワクワクしながらイラストレータのデータを開いてみたら・・・


ナニコレ?


トレースどころか、ところどころ線も切れ、尖っているところも丸くなり、交わっているところはふくらんで。

ソフトの互換性の問題かな?(依頼先は最新、こちらはCS6)

と思って聞いてみたら、関係ないらしい。 さすがにこんなデータはつかえんと問い合わせたら、トレースというか、写真を取り込んで、自動で線の抽出を行ったらしい。


・・・そんなもん俺でもできるわ! それできれいに抽出されない手書きデザインなんだからトレース作業を依頼したの!

条件提示してるし、こちらも受けてるのだからしっかり修正してくれるのかと思ったらでてきた言葉が

「頑張ったから、これ以上は無理。なんとか使って。」





いやー、久しぶりにキレかかったよ。 なにそれ?仕事で依頼してるのに不完全なものをあげてきてこれでやってくれと? デザイナーがそんな不完全なデータをつかえと?

最低でも契約破棄で代価無しだったのだけど、代価は支払えと。 あきれて何も言わずにいたら全部やってほしいなんちゃらかんちゃら。


その場はなんとか抑えて、全部はできるわけないと条件を減らしたけども、納得できず。



次の日、他の案件の話をしていた時に、誰に発注するかで考えてると。 判断基準をきいたら、「最後まで仕事をやってくれるかどうか」だっていう。


・・・そこでプッツンですよ


自分が受けた仕事を最後までやらずに、自分が発注するときは最後までやることを基準にしてる?なにふざけたこと言ってんのかと。

こっちは頼まれたこと100%やるけどな、頼んだことやってくれないんじゃ対等関係になるわけない。 お互い仕事でやってるんだからそのへんちゃんと考えろって。




まあ、ちゃんと理解してくれましたがね。そのへんは若さ。柔軟なのはいいこと。

クリエイトな部分って、仕事になるとかなりやり取りが複雑になるのよね。 完成品が先に見えるわけじゃないし、クライアントの頭の中が明確なわけでもない。 すっごいフワフワした状態から作り始めるから、当然修正回数も不明。 長いときは修正期間1か月とかかかることもあるし、完成間際で作り直しなんてことも。


デザインや音楽が格安や無料で提供される日本。 正気の沙汰とは思えない。

素材として提供する側は、宣伝効果とか狙ってのものだからいい。 でも、クライアント側はそれが相場だと思ってる。タダが当たり前。

あんたは時給100円とかでバイトするのかって。下手したらそれ以下。 デザイン一つつくるのに1日や2日かかるんだから、1万や2万もらって当然なの、少し考えたらわかると思うのだけど。

だからすぐれたクリエータって海外にいくんだなって仕事としてやり始めてわかったよ。 ライブペイントでクラブで絵描いてる時も、海外の人の方が圧倒的に話しかけてくる。 もちろんお国柄もあると思うのだけど、感性もまったく違うね。 日本人は、何を描いてるかを訊きたがる。見た目として何を描いてるか。 海外の人は、絵の意味を知りたがる。what is mean?って。

決まって僕はこう答えるよ。音楽と気分。music and feeling って。 もちろん、モチーフがある場合はそれを答えるけども、大体はモチーフ通りにならない。 だって、気分で描いてるのだから。ライブペイントなのだから当然。

決めた絵を描くのなんてライブペイントである必要性ないじゃない。 そこに価値があるし、ギャラだってそこに払う。

よく屁理屈の言葉として使われるものがある。あえてそれを使わせてもらう。 「じゃあお前がやってみろ」

アートとかクリエイトな部分に対しては、その言葉を言う権利があるんじゃないかと思う。 だから価値がある。 他人にできないこと、自分にしか表現できないことがあるからそれを出している。 いわば、その人の評価そのもの。 そこに1000円しか払わないとかタダでなんて言ってる時点でおかしいって気づかないのかな。




ま、いくら騒いだところで市場には影響しない。 動かしたいなら、正しい相場で取引できるようなサービスを立ち上げるしかない。 クリエータ、ミュージシャン、アーティストの価値が正しいものになる世の中にしたい。


学び続けて、努力し続けて、結果的にでてくる自分らしさ。 そこを大事にできないのなら、個人の色がなくなってつまらない人になるんだろうなってすごく思う。


って、相変わらず日記の長さじゃないw ブログって吐き出す場所にはちょうどいいね。 普段ため込んでること多すぎなのかなw

いかんいかん、考えの整理。

次のイベントは7/10の渋谷amateraxiでライブペイント! 当然、ギャラはいただいております。 自分で言うことは自分がまず実行。 自分で主催するときも、そこは注意していこう。 空気に流されないように。常識に惑わされないように。 非常識を常識に。 逆を考える。 人は何をやらないか。

概算の日々は続く。