GAIさんのトライバルブログ

無駄なことを無断に追い求める無駄。

トライバルデザイナーGAIのブログ
無駄無駄無駄。

【初心者向け】ボディペイント・フェイスペイントのやり方講座

どうも、トライバルデザイナーのGaiです。

トライバルをやっている以上避けては通れない道に「ボディペイント」があります。 ええ、避けてはとおれませんとも。 本来は体にあるからこそのトライバル。詳しくはググろう。

そんな事情があるため、僕もいろいろなボディペイントの方法を試してきました。 失敗に次ぐ失敗。 うまくいった!かとおもいきゃ失敗。

この情報社会、調べりゃなんでもでてくると思いいろいろと調べましたが・・・

ボディペイント並びにフェイスペイントの情報・・・ めっちゃ少ない!!!!!!!!

試しに「フェイスペイント」で調べてみましょう。 ミラクルペイントとクロマクリルの絵の具の情報しかでてきません。 描き方あるかな?と思って開いた記事にも、こんなんなりました~♪とかいうものばかり。

これではボディペイントを始めようという人が困ってしまう! 何にも情報が無い中、茫然と立ち尽くしてしまう!

ならば!自分が!トライバルデザイナーGaiが! やるしかない!!!!

と思い立ったので、プロほどではないですが、今までの経験をシェアできたらと思います。

●注意すること さっそく注意することでネガティブ心MAXですが、大事なことです。 世の中には画材があふれかえっています。 油絵の具やアクリル絵の具、油性ペンやクレヨン、色鉛筆。 様々ありますが、それらはあくまで「モノ」に描くための道具です。

それらは基本的にはボディペイントに使用してはいけません。 (了承がとれていれば別ですが)

人体に有害だったり、お肌によろしくなかったり、最悪湿疹がでたりします。 ボディペイント、フェイスペイントは専用の道具を使うようにしましょう。 Gaiさんとの約束だ。

それがわかったら、道具の説明に進みます。

●ボディペイント絵の具の種類 はっきりいって、膨大な種類の絵の具がある反面、種類はほとんどありません。 扱い方もそんなに難しいものではないです。 単純に需要の問題と、やはり人体に描く以上開発が難しいって問題があるのだと思います。

さて、その数少ない画材ですが、以下になります。 ・クロマクリル ・アルコール系ペン ・ミラクルペイント ・三善のグリースペイント

このへんを押さえておけば大丈夫でしょう。 使ったことありませんが、フェイスペイントクレヨンなんぞも最近はあるようですが。 きになる人はそんなに高くないんで試してくださいな。(投げやり

あとはペイントではありませんが、タトゥシールなんて選択肢もあります。 自分で作ることもできますし、市販でもたくさん売ってます。 オシャレでかわいいかっこいいものがたくさんあるので、用途によってはそれもあり。

では、挙げた4種類について説明していきましょう。

●クロマクリルについて フェイスペイントについて調べたらすぐに見つかるアクリル絵の具。 金額も安く、わりとどこでも売ってる。 amazonでも売ってるし、世界堂にもハンズにも売ってる。 ちなみにハンズは画材コーナーでなく、パーティグッズコーナーにあることが多い。

この絵の具の特徴は、とにかく塗りやすい。 水性なのでほぼ普通の絵の具として使える。 おまけに乾くと耐水性になるため汗にも強かったりする。 短時間で大人数描く場合に大活躍なボディペイント用絵の具が、この「クロマクリル」だ。

落とすのも、水を含ませたタオルなどで拭けば簡単に落ちる。 色の数も多いし、蛍光もある。ほぼ間違いなく、一番メジャーな画材。

欠点が無いように思えるが、ある種致命的ともいえる欠点があるのもこの絵の具の特徴。 そう、「乾燥に激ヨワ」なのだ。

クーラーの効いてる部屋なぞ、1時間もたてばパリッパリになる。 重ねて塗っても下地がパリパリなので修復は無理。 関節部分やしわができる部分なんかは特にひどい。 パーティ内ではいざ知らず、ハロウィン時に使おうものなら悲惨そのもの。 外を歩いててバリッバリのメイクをしている人がいたら、ほぼ間違いなく「クロマクリル」か、類似品だといえよう。

撮影にも向かない、長時間維持も厳しい。 大衆向けのボディペイント絵の具は、一長一短な絵の具なのだ。

何度も言うけど、パーティには向いてる。 安いし塗りやすい。落とすのも簡単。扱いやすいので初心者にはおすすめ。

●アルコール系のペン あんまり馴染みがないかもしれない。 欲しい人は「Body Paint Brush」で調べてみてほしい。 ホビックスタディというところがたくさん扱ってる。 金額もそこまで高くないので気になる色だけ買ってみるのもいい。

さて、このボディペイントブラシとは一体なんなのか。

簡単にいうと、カラー筆ペン。 ペン先が筆っぽくなっていて(筆じゃないのもある)、直接お肌にお絵かきできる。 手軽な上に描きやすい。とっても便利。

このペンのいいところは、「落ちづらい」ところ。 ベースがアルコール系なので、とにかく落ちない。 こすってもおちないし、濡れてもおちない。もはや不安になるくらい落ちない。

おもいっきり汗を描くとようやく滲んでくるくらい。

逆に、欠点もそこにあるのよね。

落としづらい。めっちゃ落としづらい。 一応アルコール系なので、同じアルコール(消毒液)とかでこすればそこそこ落としやすい。 でもイベントで描くときはちゃんと説明しよう。

「あったかいお湯で流しながら、ボディソープつけてタオルで少し強めにこすれば落ちます。」 「アルコールの消毒的なんかをもってたら、それでもいいです。」 「なんもなかったら、清涼系の汗ふきシートなんかでもがんばれば落ちます。」

くらいの説明はあってしかるべきだと思う。

ただ、その欠点を補って余りあるほどに使いやすい。 あと、欠点といえるかどうか微妙なところだけど、大きく描けない。 所詮はペンなので、でっかく描くには不向き。 細かく描く分にはとってもいい。

イベント遊びするときに1本忍ばせてもっていくと、意外と遊べたりする。

●ミラクルペイント 異端児。 量に対して値段が高い。 30mlで1300円とかする。 アクリルでも油でもない、その性質はなんとゴム。

固まるとゴム質になり、防水になるのはもちろん、乾いてパリパリになることもない。 さらに剥がすときもそのまま端っこから引っ張ればまさにゴムっぽくみょいーんと剥がれるので、後始末も便利なことこの上ない。

ミラクルペイントで調べるとちゃんと専用サイトがあって、そこに動画などもあがってるので気になる人は是非見てみてほしい。 確かに便利そうだ。 水を使わずに塗れるってのもいい。

問題があるとすれば、やはりその金額か。 パーティでの使用を考えると高すぎる。 まっとうなギャラが確保できているか、質だけを求めるか、安全性とかもろもろ。

そして、人によっては気にならない問題点が一つ。 それは、固まるとゴム質になるということ。

・・・・え?それは聞いた?

何が言いたいかというと、筆でペイントするときは最大限の注意をしてほしいということだ。 この絵の具は乾くのが早い。 水でこすって落とすことができる時間も相応に短い。

ようするにだ。

筆描いた場合は、こまめに、本当にこまめに筆を洗う必要がある。 水につけるくらいじゃダメだ。 こすって洗う必要がある。

洗わないと、全く取れなくなる。

冗談抜きで、爪でこすろうがお湯で洗おうが全く取れない。 筆の一本一本にこびりついて、ゴムと化している。

特殊な溶剤につけてようやくとれる。 とまあ面倒なことこの上ないし筆が痛むのでやめた方が賢明だ。

どうしても筆で描く際はよく洗いながら使うか、100円の安い筆を使おう。 もしくは指で描いて、細かいところだけ金属棒などで伸ばすように描くことをお勧めする。

ちなみにGaiさんは800円の筆でやらかした。 泣きそう。

とにかくいろんな要素が極端に混ざった異端児な絵の具。 それがミラクルペイントだ。

まさにミラクル。

●三善のグリースペイント プロご用達の絵具。 歌舞伎だったりピエロだったり特殊メイクだったり宝塚だったり、いろんな場面で大活躍してる。それが三善(ミツヨシ)だ。

サイトを見てもらうと、ほんとにプロ仕様。メイク教室なんかもやっているし、本格的にメイクを学びたいなら是非とも、とおすすめしたい。 むしろGaiさんも学びたい。

さて、そんなプロ仕様な絵具であるグリースペイントだが、簡単で誰にでもできて超便利☆というわけにもいかない。 いろいろと他の絵具とは違う面がある。

まず、この絵の具は油性だ。 乾燥もしない。つまりべっとりついてしまうしこすることもできてしまう。

そのために粉白粉ってものがあったりする。 ペイントというよりも「お化粧」に近いのがこの絵の具。

しかし逆を言えば、乾くことがないので表面パリパリになることもない。 長時間の演技に耐えられる。 きちんと粉白粉で押さえてあげれば色移りもほとんどしなくなるし、まさにプロご用達というわけだ。

慣れればそこそこ簡単ではあるけども、手軽にできるかはまた別問題。

三善を使う人はぜひ凝ったペイントをして演出していただきたい。

Gaiさんはたまに使うくらいかな。 イベントのボディペイントでは過程が多くて不向き。 おそまつ。

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とまあいくつか紹介しましたがいかがだったでしょうか。

写真つけろよとかもっと細かく説明しろよとかあるかもしれませんが、まあそれはおいおい。 自分の目的に合った絵の具を選ぶのに参考になればと思います。

それではよいペイントライフをお送りくださいませ。

トライバルデザイナー Gai