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クリスタルレジンでとにかく気泡を消す方法

どうも、トライバルデザイナーのGAIです。
デザフェス、もう間近です。あと10日切りました。やばいです。
まだ準備が・・・製作物が・・・・梱包が・・・・とかなり切羽詰ってますが、まあなるようになるでしょうという感じです。


さて、今回のデザフェスvol45にはスチームパンクグッズでレジンのオブジェを出品します。
UVレジンでちまいアクセサリーを作る人は星の数ほどおりますが、GAIさんはクリスタルレジンを大量に使用してオブジェをつくってます。

んで、その際にわかった、気泡をなるべく少なくするためのコツみたいなものを書いていきます。




1.準備物
・クリスタルレジン
 どこの家庭にもある一般的なクリスタルレジン
・計量カップ
 注ぎ口がついているプラスチックの計量カップがあると便利。ちなみに固まったら取れませんのでそのまま使います。
・撹拌棒
 なんでもいい。プラスチックの平棒とか。
・スポイト
 世界堂とか、習字のお店に売ってる40円くらいのちいさいスポイト。中でレジンが固まると使いづらくなるのでたくさん買っておくと便利。
・ドライヤー
 ご家庭のでも、安いやつ買ってもOK
・電子測り
 1g単位で十分だけど、0.5単位なら尚いいかも。
・キッチンペーパー
 とにかく拭き取るものが必須。やばいくらい使う。


※クリスタルレジンはあまり手についていいものではありません。なるべく手袋しましょう。
※絶対に水洗いしないように。溶けません。流すと、流した場所で固まります。固まると取れません。マジで。拭き取って燃えないゴミです。
零しても被害が少ない場所でやりましょう。



2.混ぜる
クリスタルレジンは2液硬化します。
主剤と硬化剤があり、だいたい2:1の比率です。(かならず調べてください)

電子測りに計量カップを載せ、0gにします。
そこに主剤をゆっくりと流し込みます。
どれくらい入れればいいかは作る物次第ですが、少し多めにしましょう。
多ければテキトーに余ったもので作ればいいですが、足りないともう1度やるハメになるので。

とはいえ、作りすぎるのはやめましょう。
クリスタルレジンは硬化するときに熱を発します。
200gくらいならまだセーフですが、300gとか一気に硬化させようとすると超絶危険です。絶対にやめましょう。


主剤を入れたら、現在の重さから硬化剤の量を計算します。
そしてゆっくりと硬化剤もいれます。

比率はなるべく正確にしてください。
というかかなり正確にしてください。
1gずれるだけでも硬化不良起こす時もあります。


少量の場合はなおさらですね。


さあ、目の前に計量カップにはいったレジンがあります。
なんか透明のドロドロしたものが入っている見た目ですね。
なのでこれを撹拌します。まぜまぜです。


クリスタルレジンは硬化するまでに時間がそれなりにかかるので焦らずに。



3.撹拌

まずはなにかしらの方法でカップを固定しましょう。
自重で動かなければそれで大丈夫です。

撹拌棒でゆっくりと混ぜます。泡が立たないように、早すぎず遅すぎず混ぜます。

ここで大事なポイント。ドライヤーです。


ドライヤーでレジンを温めながら混ぜます。
棒が短いと手も熱いですが我慢しましょう。

レジンは表面と内部の温度差があると薄い膜のようなものができてしまいます。
これができるということは温度差が激しい。
つまり、室温が低いのです。(レジンは発熱するため)

これを解消するには室温を上げるか、レジン自体を高い温度にし続けることです。


さらに、温度を上げることでレジンの中にある小さい気泡を消してくれます。
これは熱膨張という現象で、空気を暖めることで体積を増やし、気泡を割ってくれるのです。


こんなにいいことばっかりなので、とにかくドライヤーで温めながらゆっくりと撹拌します。


これを、「クリスタルレジンがほぼ完全に透明になるまで」やります。

淀みのようなものが少しでもあったらダメです。
覗き込んで「水かな?」ってくらい透明になり、撹拌するときに抵抗がほとんどなくなったらOKです。


作業の合間にドライヤーをあてて、なるべく温度を下げないようにしましょう。




4.レジン投入

透明になったレジンを型に流し込みます。
ゆっくりと流し込みましょう。

しかし、どんなにゆっくり流し込んだところで、対象物に気泡がついていることがままあります。
本当は対象物もしっかりと温めておくと大半の空気はなくなるのですが、熱くて持てなくなる上にドライヤーあてると位置もずれます。

レジンを流し込んだ後に封入物を入れても、やはり気泡がでます。


その時は、まずは細いもの、クリップを伸ばしたものや針でくっついている気泡を取り除きます。

封入物から離れると徐々に上に浮かんでくるので、まずはすべて上に集めましょう。

レジンの中に泡が無くなったな、思ったら、ドライヤーで熱します。
大きい気泡はこれで割れてくれますが、小さい気泡が残ります。

そこで、スポイトを使います。
スポイトで浮かんだ泡ごとレジンを吸い込みます。
吸い込んだレジンはすぐにキッチンペーパーに出します。
完全に出すことは難しいので、スポイトをさかさまにして(口を上にして)おいておけば、押すところにレジンが溜まって固まるのでなんとかなります。口で固まると最悪。


あとはこれの繰り返し。
気泡を見つけたら上に浮かべて、スポイトで吸う。
これを繰り返して、完全に気泡がなくなるまでやります。



5.硬化

完全に気泡を取り除いたら揺らさないように保管します。

ここで、すべての気泡を取り除いていない場合は途中で浮かんでくる場合があります。しかし、硬化が始まってしまってから気泡を取り除くのは不可能です。
大人しく自分の作業の杜撰さを呪いましょう。
下手に取ろうとすると、ぐっちゃぐちゃになります。硬化中だものね、しかたないね。




6.完成

半日ほど放置したら、指でつついて固まっていることを確認し、型から外します。
ここで全面チェックして、硬化不良をおこしていないか確認します。
なんか柔らかい場所があったらそこです。

硬化不良を起こしていなかったら無事完成です。
この後の削りが無い場合はこれにて終了。

もし硬化不良が起きてしまったら、いくつか方法があります。

まずは硬化不良の部分をすべて削り取ってしまう。
形は変わります。が、それも作業の杜撰さが引き起こした結果です。受け止めましょう。
そして削り取った後は、やすりで丁寧に形を整え、耐水ペーパーの3000番くらいまで掛けたらコンパウンドで磨きます。タミヤの仕上げ目がおすすめ。



削り作業がある場合も同様です。しっかりと磨いて元来の透明さに近づけましょう。



もちろん、磨きは無いのが一番良いです。
型から出した状態が一番透明で美しいので。
バリがある場合などはやらざるを得ませんが・・・(つらみ




こんな感じでオシマイです。

クリスタルレジンもですが、こういう2液系の硬化剤は面倒で繊細な作業になるので敬遠されがちです。
UVレジンはUVライトあてるだけなので簡単ですが、なんにせよ高い。

ただ、やっぱり時間が止まったような、透明度の高いものができるとかなり良いです。
色がついてたり、ラメがついているのもありますが、気泡をごまかすためなことも多いです。それくらい気泡を消しきるのは難しい。


是非、気泡が全くないクリスタルレジンオブジェを作ってみてください。
そして、他のレジンオブジェを見て優越感に浸りましょう。


ではデザフェスの準備に戻ります。アアアア





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