トライバルデザイナー / 細密画家 GAIのブログ

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トライバルとは何か。-What is Tribal?-

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トライバルニワトリ

 

どうも、トライバルデザイナーのGAIです。


ここでトライバルとは何か、というのをざっくりとお話します。

 

トライバルとは、ひらたく言えば「部族、民族」という意味です。

別にデザインに限った話ではなく、トライバルミュージックと言えば民族音楽、トライバルダンスなら民族舞踊、トライバル筋トレなら民族筋トレです。

なんだ民族筋トレって。

 

僕が描いているのはもちろんトライバルデザインですから、民族模様です。

この民族模様が使われる場所は洋服だったりアクセサリーだったりしますが、やはり最もメジャーなのはタトゥーです。

タトゥーを入れている人からすれば、トライバルというジャンルはとてもメジャーだと思います。  

もともとトライバルというのは数千年以上昔の古代の時代から伝わる伝統的な部族模様です。
一般的には東南アジア、ポリネシア、南米先住民、マオリサモアラオス、台湾、様々な部族で伝わる模様のことですが、意味合い的には日本の琉球アイヌも含まれます。
特定の意味を示す言葉というよりも、かなり広義的な意味を持つ単語として「トライバル」が使われてます。  

 

これだけたくさんの部族模様を一括して単語にしているわけですから、もちろんその模様も多岐に渡ります。
大体は「サモアトライバル」とか「ポリネシアトライバル」とか「アステカトライバル」など、部族を一緒に組み合わせて呼びます。
部族によってデザインは流線的であったり、カラフルであったり、シンプルであったり複雑であったり。
モチーフにしても、太陽や月、龍、狼、ハート、蛇、鳳凰に虎に花なんかも、とにかく多岐に渡ります。
とにかく「トライバルとはこういうもの」というはっきりとした説明はもはや不可能です。
なので、ざっくりとこういうものが多いという説明になります。  

 

しかし、世の中は不思議なもので、伝統的な模様をベースに、オリジナルで新しいトライバルを生み出す人もいます。
ニューエイジってやつで、これはどこの部族とも違う「現代のトライバル」です。
そして、僕の描くトライバルもこれにあたります。
言うなれば「GAIトライバル」
GAI部族の模様です。    

 

ようするに、トライバルというものは、あくまで概念的なものであって、具体的にこれがトライバルというものは無いのです。
トライバルデザイナーによってこだわりも、構造も、込める意味も違います。  

 

モチーフとしてもよく使われるものは定番として存在はします。
部族として信仰している生き物は当然として、タトゥーとしては星座や神話の神様。
錬金術になぞらえてウロボロスなんかも。
花や空想上の生き物もモチーフとしてはかなりメジャーです。
それらは一般的なものなのでトライバルの資料なんかを購入したり、ネットで検索すれば結構な量が出てきますが、逆にオリジナリティあふれるモチーフで描くことも可能です。

何度も言うように、トライバルというのは単なる概念、種類でしかありません
物体を模様として認識すればどんなものでもトライバルデザインとして作り上げることが可能というわけです。
これが長らくトライバルが愛されている理由でもあります。    

 

では、僕はなぜトライバルデザイナーになろうと思ったのか。
それは、単純にカッコいいと感じたからです。
物事を始める理由なんてそんなもんで良いと思います。
何か新しいジャンルを開拓したいと思いながら探していたら偶然見つけたのがトライバル。
世の中にはこんなにカッコいいものがあるのか、と感動したのを覚えています。
その日のうちに100円ショップで筆ペンを買ってきて、コピー用紙にたくさん描きまくりました。  

 

めちゃめちゃへたくそでしたが、それも立派なトライバルです。
なんと言ったって、「GAI部族」はそこから始まったのですから。  

 

トライバルの歴史というのは非常に長いです。
すでに失われた伝統模様も、数多いのだと思います。
しかし、その歴史や文化を紐解いていくのはとっても楽しいです。
図案一つにしてもものすごい深い意味があったり、逆になんの意味も無かったりします。
部族によっては、トライバルタトゥーは族長を表すものであったり、戦闘における戦士の証だったり、はたまたより複雑な模様のタトゥーが入っている女性が最も魅力的であったり。
全身だったり顔だけだったり。
それだけ重要で、大事なものだったのです。  

 

今はトライバルに限らずですが、タトゥーというものは、「なんだかイケナイ事」という印象がありますが、実のところ、王族がしていたり、とても崇高なものという価値観もありました。
日本でも入れ墨という文化がありますが、飛脚の裸体を隠すために服の代わりに入れ墨をしていた、という話もあります。  

 

タトゥーがイケナイ事、という文化は、奴隷に対して刻印を入れていたという一部の文化が流れ込んだからだと言われてもいます。
いやはや、現代はもっと自由に生きて行けるものであって欲しいですが、固定観念というのはそうそう変わるものでは無いですね。  

 

ちょっと話がそれましたが、トライバルというのはとっても伝統的で、生活の一部で、いろいろな意味を持っていて、オシャレでカッコいいものです。
是非、「Myトライバル」を作ってみてください。
そしたらGAIさんにも見せてくださいね。(巧かったら嫉妬で気が狂うかもしれません。)

 

 

トライバルデザイナー GAI