GAIさんのトライバルブログ

無駄なことを無断に追い求める無駄。

トライバルデザイナーGAIのブログ
無駄無駄無駄。

絵が上手くなる思考法

どうも、トライバルデザイナーのGAIです。
みなさん絵描いてますか?
GAIさんはめっちゃ描いてます。なぜなら描きたいからです()

さて、この記事で書くことは「絵が上手くなる思考法」です。
「絵が上手くなる方法」ではないの?と疑問に思うかもしれませんが、上手くなる方法なんて世の中にありふれすぎて需要過多になってるしあえて書く必要ないよね?ほら、ググればたくさんでてくるから調べてみるといいよ。(丸投げ)

というわけでここではあくまで「思考法」です。つまりは精神。メンタリズム。発想。イメージ。そういうフワフワした曖昧な形の無いものについてです。

多分長くなる気がするので、各章で分けていきましょうかね。

あ、ちなみに「GAIさんなんてクソザコナメクジよりうまい人めっちゃおるやん、なに舐め腐った事言ってんのこのファッキンジャップ」とか思っちゃう人は何も言わずにそっと画面を閉じてください。さもないとGAIさんが泣きます。

では否定派が一掃されたところで始めていきましょう。


●上手い絵とは何なのか
早速難題です。絵が上手くなりたい、誰もが褒めてくれる絵が描きたい、ゴッホになりたい、ダヴィンチになりたい。ほら、簡単でしょ?とか言いたい。
いろんな夢願望を抱いている人がいると思いますが(GAIさんは岡本太郎がいいです)、よく考えてみましょう。
自分が憧れている「絵」は何が優れているのでしょうか。
最近はやりの萌え絵について考えてみましょう。
一言で「萌え絵」と言っても千差万別。様々あります。
線の描き方も、陰の付け方も、身体バランスも、おっぱいの大きさも何もかも違います。人それぞれ違うのです。人の数だけ萌えもあるのです。
さて、自分の絵の技術上達にそこそこ時間をかけてきた人はこう思います。

「何故、技術的にはそう変わらないはずなのに、こうまで差があるのだろうか。」

絵描きは誰しも思うことです。
何故こうまで違うのか。それはいろいろと理由が存在します。
ただ、今回は技術的なことはまるめてポイした記事なのであくまで考え方についてだけ説明します。


まず、誰が見ても素晴らしい絵というのは存在しません。
もしあったとしたらそれは絵ではなく、なんか次元超越した人知を超えたものなので気にしなくてOKです。

この絵は素晴らしい絵だ!と思っているのはあくまで自分自身。他の人がそう思うかは別問題です。
逆に、自分が下手だなあと思っている絵は実は他人から見たらうまかったりもします。
もちろん、上手いと判断する人が多い絵というのはあります。これが一定数を超えると「神絵師」と言われるわけですね。スゴイ。

ここで主題に戻りましょう。「上手い絵」とは何か。
一言で言うならば、「見続けられる絵」のことだとGAIさんは思います。
絵の種類は関係ありません。油絵でもCGでもペン画でもなんでもです。
とにかく、理由はよくわからないけれど、じっと見ていても飽きない。なんかもうずっと見ていられる。そういう絵です。

気を付けてほしいのは、大きくて細かい絵ならじっと見ていられるだろう。細密画バンザイ!というわけではないということです。

細密画というのは確かにインパクトがあります。細かいし。あきれ果てるほどの時間をかけたのだなあという尊敬と畏怖が沸き上がります。それは間違いない。

ですが、それイコール上手いではないことを知っておかなければなりません。

何故かというと、「細密画は誰でも描ける」からです。


あ、ごめんなさい、モノを投げないで。馬鹿にしているわけじゃないんです。イタイイタイ。

先ほど言ったことを思い出してください。
「ずっと見続けらえる絵」ですよ?
いくら細かく描いたって、ふーん細かいねと素通りされる絵だってあるということです。
細密画は勘違いしやすい。とくに抽象画。
ただ細かく描けばそれっぽくなりますからね。


つまり、上手い絵がシンプルだということだってあるわけです。

経験はないですか?だだっ広いキャンバスの端っこの方に人が描いてあるだけ。
でも不思議なことに見ていられる。引き寄せられる何かがある。そんな経験です。

自分でも描けそうだなと思って描いてみるとそこまで引き寄せられるものが描けない。むしろ物足りなさすら感じる。

描くだけが絵ではないのです。あくまで絵が完成すればOKということ。描かないことも立派な技術だということです。


結論を言いましょう。
上手い絵をどうやって描くかという議論に意味はありません。
自分が上手いと思う絵こそが正しい姿。
そして、他人が求める上手さを理解して描ける人が所謂「商業デザイナー」「商業イラストレーター」となれるわけです。
自分の求める上手さを追い求める人が「芸術家」となるわけです。

まずは自分が上手いなと思っている絵を追いかけてみましょうね。
きっと何かがつかめるハズです。




●絵のアイデアが出ないのは何故か。
これもまた難しい。出ないもんは出ないんだわーんと泣くのは簡単ですが、ここはGAIさん流の解決方法をお教えしましょう。


まず大事なことは「0から1は出ない」ということです。


でません。あがいてもでません。


人間はそんなうまくできてません。
イデアというのは「すでにある知識や経験を紐づけて生まれる」のです。
どういうことかというと、たとえば。

動物の象を知らない人がいるとします。
しかし、馬とかキリンとかカバとかそういう動物は知っています。
ここで、「首が長い動物がいるのだから、鼻が長い動物がいてもおかしくない。」
という発想のもと、いろんな動物の特徴をあわせたら象のような動物ができあがる。
これがアイデアです。

しかし、そもそも「動物」というものを知らなければそんな発想すら生まれてこないわけです。


何が言いたいかというと、アイデアが出ないと言う人は「知識と経験が不足している」ということです。


じゃあどうすればいいんだよ!という声がどこかいろんなところから聞こえてきた気がするのでお教えしましょう。
といっても、簡単なことです。

資料を見ればよいのです。

ファッション雑誌でも、好きな絵でも、車の本でも、動物図鑑でも、お料理本でもなんでもいいです。
とにかく新しい知識を入れる。そして描いてみる。

イデアが出ないのではなく、アイデアを出す地盤が出来ていないのです。
それなら地盤を作るしかない。
木が育つにはしっかりした地面と栄養が必要なように、まず基礎がなければ何も思い浮かびません。

しっかりと情報を仕入れましょう。話はそれから。




●知識を入れたけどアイデアでねえんだけど?オラァン?
そんなん知らんわ。なんてことは言いませんとも。ええ。

さて、画集やら雑誌やら漫画やら映画やらいろんなところから知識を仕入れたそこのあなた。
まだスタートラインに立っただけということをまず認識しましょう。
今の状態は机の引き出しにいろんな道具が雑多に詰め込まれた状態。とても有効利用できる状態ではありません。
もうなんか、引き出しを開けたはいいもののそっと閉じる情景が目に浮かびます。

まずは情報の整理をしましょう。

といっても物理的に何かをするわけではありません。
あなたの引き出しは脳みそなのですから、脳みそを効果的に使うトレーニングをすればよいのです。


じゃあ脳みそを効果的に使うにはどうすればいいか。
簡単です。日々鍛錬。ど根性。

たとえば、街をふらふら歩いている時にレストランの看板を見つけたとします。
その時、普通ならなんともなく通り過ぎるところですが、そこでちょっと考えてみるのです。
自分だったら、こういうデザインにするかな。ここがこうで、こういう色で。イメージキャラクターがいるとしたらこういうので、制服はこうで、料理の特徴はこうで。
どんどんどんどん考えます。
お店でなくとも、地面を覆う煉瓦でも木の模様でもいいのです。
煉瓦を描く時にはこういうところに注意だなとか、木目を生かした家具はこういう部分に気を付けて描こうとか。
もうなんでもいいので考えます。
そして考えたことに関連付けて別のことも考えます。
とにかくとにかく考えます。


そして別にメモを取る必要はありませんし、覚えておく必要もありません。
「考えて、結論を出した」という行動そのものが脳を鍛えているのですから。

これを繰り返すことによって、提案力が大幅に上昇します。
いわゆる「アイデアマン」という、とにかくアイデアがでまくる感じになります。




ちょっと長文かきすぎたかな?
今回はこのへんで。唐突に終わります。









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